旅館や料亭などで掘りごたつを使用することがあります。
何とも言えない趣があり、自宅にも欲しいと感じる方は多いでしょう。
そこで今回は、掘りごたつの構造やメリット・デメリットについて解説します。
自宅に掘りごたつを設置しようとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
□掘りごたつの構造は?
掘りごたつとは、こたつの設置方法の1つで、床や畳に穴を空けたところに熱が出るものを置き、その上にこたつを被せている構造になっています。
そのため、椅子に座っているときと同じように足を伸ばせるのが特徴で、くつろぎやすいスペースが出来上がります。
料亭や旅館、居酒屋などで用いられていることが多いですが、最近は家に設置される方も増えてきています。
□掘りごたつのメリット・デメリットは?
掘りごたつには、さまざまなメリットやデメリットがあります。
それぞれについて見ていきましょう。
*掘りごたつのメリットとは?
1つ目は、椅子に座るような姿勢でこたつを利用できることです。
掘りごたつは、椅子に腰を掛ける姿勢で利用できるため、お子様やご高齢の方などの座位でこたつに入るのが困難な方でも楽に長時間利用できるのが最大のメリットです。
立ったり座ったりする動作も通常のこたつより楽なので、膝や腰に負担がかかりづらく、何か起きた際もすぐに動けます。
2つ目は、オールシーズンで活躍することです。
冬場は暖房器具として利用し、他のシーズンにはリビングテーブルとして利用できるため、季節を問わず活躍します。
床を掘り下げた掘りごたつの場合は、天井が高く感じる視覚効果が得られ、小上がりやユニット型の掘りごたつの場合は、一段区切られた別の空間として利用できます。
*掘りごたつのデメリットとは?
1つ目は、掃除が大変であることです。
掘りごたつの穴の部分を掃除するためには、大きく身を屈めなければいけないため、腰や膝に負担がかかることに加えて手間もかかります。
また、穴の部分には埃やカビが溜まりやすいため、頻繁にお手入れする必要があります。
2つ目は、設置場所を変更できないことです。
掘りごたつは床を掘り込んで作るため、1度設置した後に位置を変更することが困難です。
位置を変えたい場合は、床の張り替えに加えて、再度掘りごたつ用の穴を作る必要があるため、工事が必要です。
そのため、頻繁に模様替えする方は検討する必要があるでしょう。
□まとめ
掘りごたつは、床や畳に穴を空けたところに熱が出るものを置き、その上にこたつを被せている構造になっています。
さまざまなメリットがありますが、それと同時にデメリットも存在するため、今回解説したデメリットを許容できる方は、掘りごたつの採用を前向きに検討すると良いでしょう。
吉原 健壹
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