注文住宅を建てる際、予算オーバーは避けたいところですが、実際にオーバーしてしまう人が珍しくないのが現状です。
では、なぜ予算オーバーしてしまうのでしょうか。
そして、コストをカットする方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は、注文住宅で予算オーバーしてしまった時の対処法を紹介します。
□注文住宅の予算オーバーの原因とは
1つ目は、費用を知らないことです。
注文住宅にどのくらいのお金がかかるのかを知らなければ、資金計画における想定が甘くなり、予算オーバーに繋がってしまいます。
また、費用が分からないと住宅ローンの借入額も分からないため、現実的な資金計画を建てられません。
家づくりには本体工事費と付帯工事費、諸費用がかかることを知っておきましょう。
2つ目は、こだわりの優先順位が付けられていないことです。
間取り、デザイン、設備など、家づくりにおける理想を追求すればきりがないので、優先順位を付けることで実際の家づくりで何を取り入れるのかは取捨選択しなければなりません。
この優先順位付けができていないと、全ての要素にお金をかけすぎて予算オーバーに繋がります。
3つ目は、住み始めてからの費用が考慮できていないことです。
初期費用だけを考慮するのでは資金計画としては不十分です。
家づくりでは、実際に住み始めてからかかるお金についてもしっかりと考慮に入れる必要があります。
住み始めてからかかるお金には住宅の維持費用や月々のローン返済などが挙げられます。
これらにどのくらいの額がかかるのかについてもしっかりと検討しておきましょう。
□コストカットの方法について
1つ目は、延べ床面積を減らす方法です。
延べ床面積は、室内の全ての面積を足したものです。
基本的にこの面積が大きければ大きいほど建築にかかるコストは大きくなるので、敷地面積に余裕がある場合は2階建てを平屋にしたり、不用な部屋をなくして庭にしたりといった対処をしましょう。
2つ目は、間取りをシンプルにする方法です。
部屋の数を少なく、間取りをシンプルにすることで壁やドアを減らせるので、コストダウンに繋がります。
例えば、書斎を1つの部屋として独立させている場合は、その部屋をなくす代わりにリビングの一角をワークスペースにすることで、間取りをシンプルにできます。
□まとめ
今回は、注文住宅で予算オーバーしてしまう原因とコストカットの方法を紹介しました。
予算オーバーの原因は、費用を把握していないことや優先順位付けができていないこと、住み始めてからの費用を考慮していないことが挙げられます。
これらの原因を解決したうえで、今回紹介したコストカットの方法も試してみると良いでしょう。
吉原 健壹
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