近年、家の内壁をエコカラットにする方が増えています。
エコカラットとは、鉱物や粘土などさまざまな原料から作られているもので、種類が豊富です。
しかし、調べずにエコカラットを採用してしまい、後悔した方も少なくありません。
そこで今回は、エコカラットのメリットやデメリットについて紹介するので、ぜひお役立てください。
□エコカラットにはどのようなメリットがある?
ここでは、エコカラットのメリットを3つ紹介します。
まずは、空間を快適な湿度に保つことです。
エコカラットの細かい穴は、湿度が高い時は湿気を吸い、乾燥している時は湿気を放出するため、空間を快適な湿度に保ちます。
ちょうど良い湿度が保たれることで、カビやダニの繁殖を抑えられます。
次に、臭いを取ることです。
エコカラットは湿気だけではなく、臭いも取る機能を有しているため、生ごみやトイレなどの臭いが気になる場所でもエコカラットを取り付ければ爽やかになります。
珪藻土も消臭効果がありますが、エコカラットの方が短時間で脱臭できると言われています。
最後は、有害物質を低減することです。
エコカラットには有害物質を吸着し、低減する機能があるため、健康的に過ごしたい方には非常におすすめです。
例えば、トルエンやホルムアルデヒドなどの空気に含まれている有害物質も、エコカラットが吸着し、低減させます。
そのため、有害物質の影響を受けやすい小さなお子様がいるご家庭は、エコカラットの採用を前向きに考えると良いでしょう。
□エコカラットにはデメリットもある?
エコカラットにはメリットがあると同時にデメリットも存在します。
そこで、ここからはデメリットを2つ紹介します。
1つ目は、衝撃に弱いことです。
エコカラットは金属のような硬いものに当たると、すぐにヒビが入ったり欠けたりしてしまいます。
実際に掃除機が当たったことで傷がついてしまったという経験をされた方もいらっしゃいます。
そのため、メンテナンスの際は丁寧に扱うように注意しましょう。
2つ目は、壁に穴を開けられないことです。
エコカラットには釘や画鋲などを打ち付けられないため、ポスターやカレンダーなどを容易に付けられなくなります。
もしポスターやカレンダーなどを飾りたい場合は、大きめの下孔を開けて荷重がエコカラットに直接かからないように工夫することがおすすめです。
□まとめ
エコカラットには空間を快適な湿度に保ったり、臭いを取ったりするなどのメリットがあります。
その一方で、衝撃に弱かったり、壁に穴を開けられなかったりするデメリットもあります。
メリットとデメリットを理解した上で、エコカラットを採用したいと思った方は、ぜひ家の内壁に採用してみてください。
吉原 健壹
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