北海道といえば、冬はとても寒くて快適に過ごせない、というイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。
確かに、北海道の冬の寒さは厳しいですが、その分家には快適に過ごすための工夫がされています。
そこで今回は、北海道の住まいの特徴、そして取り入れるべき仕様についてご紹介します。
□北海道の住まいの特徴とは?
北海道の住まいには大きく4つの特徴があります。
1つ目は、平らな屋根です。
平らな屋根にはスノーダクト式とフラットルーフ式の2種類があります。
スノーダクト式は、屋根を中央に向けて緩やかに傾斜させ、中央部にダクトを設置することで、雪水がダクトに流れ込むようにし、隣家に雪を落とさないようになっています。
フラットルーフ式は、屋根の袖から雪水が流れ出る程度の緩やかな傾斜にすることで、落雪を防いでいます。
2つ目は、ペアガラスやトリプルガラスの窓です。
熱伝導率の低い樹脂枠で、ガラス部分に空気の層を挟んだ窓ガラスを使うことで、太陽光を室内に取り込みつつ、室内の熱は外に逃がしません。
3つ目は、暖房の種類の多さです。
エアコンではなく、ストーブやファンヒーター、床暖房などを使用している家庭が多いです。
そして、近年の主流はセントラルヒーターと呼ばれる暖房システムで、ボイラーで作った温水をめぐらせることで、家の中を暖かくします。
□取り入れるべき家を暖かくする仕様
1つ目は、先ほど紹介したペアガラスやトリプルガラスです。
これらの窓ガラスは、窓の近くにいても冷気を感じにくく、窓の結露も防げます。
2つ目は、床暖房です。
床暖房だと足元が常に暖かく、寒さを感じにくくなります。
また、家具の置き場に制約が出ないのも床暖房のメリットです。
3つ目は、第1種換気です。
家の換気システムとして、第1種換気と第3種換気のどちらかを採用することになります。
どちらも外気を取り込み換気するシステムですが、第1種換気は機械で行うため、熱交換型にすると、外気を室内の温度に近づけて取り入れられます。
一方で第3種換気は、外気をそのまま取り入れるため、冷たい空気が室内に入ってくることがありましたが、最近はパッシブ換気という湿度に反応する弁に換気システムがあります。
□まとめ
今回は、北海道の住まいの特徴、そして取り入れるべき仕様について紹介しました。
当社は、北見市で注文住宅を専門に家づくりのサポートを行っております。
無料で個別相談を受けておりますので、新築戸建てをお考えの方はぜひ一度当社にご相談ください。
吉原 健壹
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