居住スペースを広くしたいとか、入居する人数が増えた場合などに、住宅を増築しようと考えている方もいらっしゃるでしょう。
建て替えよりも簡単にできそうな増築ですが、一体どのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
また、増築にかかる一般的な費用はどれくらいなのかもあわせて見ていきましょう。
増築とはどんなものなのか?
住宅を増築しようと考えている方もいらっしゃると思いますが、そもそも増築とはどのようなものを指すのか分かっていない方もいらっしゃるかもしれませんね。
増築とは、その名の通り「居住スペースを広くする」といった意味合いがあり、今の住宅では狭いと感じていたり、一緒に住む人数が増えた場合に増築が行われることが多いです。
また、祖父母や義両親と一緒に住むなど環境が変化する際にも「二世帯住宅」にするために増築が用いられます。
増築を行うメリット
増築を行うことで単純に床面積が増えるというのが一番のメリットです。
居住スペースが増えることによって、家の中が広くなり、心にゆとりを持てたり収納スペースが増えるといったメリットもあります。
また、建て替えや別の新築住宅に住むよりも安い費用で済むというのが嬉しいポイントです。
お子様の成長や住環境が変わった場合には増築を用いると比較的安く済みます。
増築を行うデメリット
増築を行うデメリットは二点あり、一つ目は新築時と同じ資材や建材を用意することができずに見た目が悪くなってしまうという点です。
特に現在注文住宅である場合は全く一緒の見た目にすることが難しく、「明らかに増築した家」に見られてしまう可能性があります。
二つ目は既存住宅との接続部分が弱いことです。
日本では地震や台風がとても多く発生していますが、接合部分はそれらの災害に弱いため、そこから水漏れしたり、ひび割れしてしまう可能性もあります。
増築にかかる費用は大体100万円以下
増築は建て替えや住み替えよりも比較的安価で行うことができますが、一般的な費用を知っておいた方が安心して取り組むことができます。
どこの箇所を増築するか、どんな建材を使うか、どのくらいの広さの増築をするかによって大きく費用が異なりますが、一般的な木造住宅では70万円ほどと、100万円以下で済む場合が多いです。
増築費用が高くなるケースと安くなるケース
増築費用が高くなる場合は、2階建から3階建にするような大掛かりなものや、お風呂やトイレを新たにもう一つ作るといった場合です。
逆に増築費用が安くなる場合は、ベランダやバルコニーの増設や、増築スペースがそこまで広くなく、物置や納屋として使う場合です。
必ず希望の増築ができるわけではなく、建築条件や耐震性との兼ね合いもありますので、信頼できるリフォーム会社に依頼することが最重要です。
信頼できるリフォーム会社を探そう
増築を行うとなると居住スペースが増えるというメリットがありますが、接合部分が弱くなるなど、災害時の危険性も考えられます。
どのような増築をどんな風に行ってくれるのかなど、親身になって相談に乗ってくれるリフォーム会社を見つけましょう。
吉原 健壹
最新記事 by 吉原 健壹 (全て見る)
- 初めてのリフォーム!成功させるためのポイントは? - 2024年6月10日
- リフォーム会社の選び方ガイド - 2024年5月6日
- リフォームは「プロに頼む」or「DIY」どちらが良い? - 2024年4月10日
コメント