省エネ住宅の情報を集めていると、「パッシブ住宅」という言葉を聞くことがあると思います。
パッシブ住宅とは、自然と共生しながら快適に過ごせるように設計された家のことで、省エネ効果があります。
そこで今回は、パッシブ住宅の欠点、そしてメリットについてご紹介します。
□パッシブ住宅の欠点とは?
パッシブ住宅の欠点は主に3つあります。
1つ目は、建築コストが高くなることです。
断熱性能を上げるために多くの断熱材を使ったり、窓や換気設備などを高性能なものにしたりする必要があるため、一般的な住宅より1割ほどコストが高くなります。
しかし、建築費用は高くなっても、維持費用は一般的な住宅と比べて抑えられるため、30年住めば元が取れると言われています。
2つ目は、パッシブ住宅に適さない立地があることです。
南側に高い建物がある場合は、窓の位置や住宅の向きに工夫が必要です。
また、西向きや東向きの住宅の場合は、夏の冷房需要が増してしまうため、ブラインドやすだれを設置し、日差しを遮ると良いでしょう。
3つ目は、工期が長くなることです。
パッシブ住宅を建てられる土地探しから始めると、場合によっては完成までに3年近くかかることもあります。
そのため、ゆとりのあるプランを立て、じっくりと家づくりに取り組む必要があります。
□パッシブ住宅のメリットとは?
パッシブ住宅のメリットは、夏は涼しく、冬は暖かく、年中快適に過ごせることです。
パッシブ住宅の最大の特徴は、高気密高断熱住宅であることです。
高気密高断熱住宅とは、家の隙間をできる限り減らすことで、外気を入りにくくし、また、室内の空気を逃げにくくした住宅のことで、冷暖房効率がよくなります。
そのため、快適に過ごせるのはもちろん、電気代の節約にもつながります。
また、住宅内の温度を一定に保つため、ヒートショックを防げます。
ヒートショックは、気温差によっておこる体へのダメージのことで、家の中でも部屋によって気温の差が大きいとヒートショックになりやすいです。
このようにパッシブ住宅は、快適に、健康に過ごせる住宅と言えるでしょう。
□まとめ
今回は、パッシブ住宅の欠点、そしてメリットについて紹介しました。
当社は、北見市で注文住宅を専門に家づくりのサポートを行っております。
建築会社について知りたい、何から始めればいいか知りたい、そんな家づくりのお悩みはぜひ一度当社にご相談ください。
国家資格を持つ私たちがお客様をサポートします。
吉原 健壹
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