実家、もしくは義実家と同居する予定がある方も少なくないでしょう。
また、最初は核家族で生活していたのを、親世代の病気や怪我によって同居することになる例も少なくありません。
二世帯住宅となれば何かしら問題が出てくることが多いですが、特に料金面については最初にしっかりと話し合っておかなければなりません。
今回は二世帯住宅を購入する場合、頭金はいくら出すのが妥当なのかご紹介しています。
二世帯住宅に住むことになったキッカケは
二世帯住宅にしたいと思っている方、絶対に嫌だと思っている方で二極化している現状がありますが、二世帯住宅に住むことになったキッカケは人それぞれ異なります。
一番多いのが親世帯が二世帯住宅を建てられるだけの広さの土地を持っていた場合です。
その結果、親世帯から「一緒に住んだらどう?」と提案があったことによって、二世帯で生活することが決まったというパターンが多く見られます。
また、住宅を購入したいけど費用がなかったとか、両親のどちらかが亡くなったり、病気で動けなくなってしまったといった健康上の理由からも二世帯住宅になるケースが多いようです。
二世帯住宅に住むメリット
二世帯住宅に住むメリットは、親世帯、子世帯どちらにとっても固定資産税や登録免許税など初期費用が節約できるという点です。
住宅を購入する際には手付金や仲介手数料なども必要となるため、初期費用は300万円ほどかかるケースも多いですが、二世帯住宅であればそれらが片方にしかかからないので、大幅な節約が可能です。
また、片方が外出する際にも防犯面で安心だったり、双方とコミュニケーションが密に取れるといったメリットが挙げられます。
二世帯住宅に住むデメリット
デメリットはお互いに気を遣い合うことや、間取りによっては生活リズムが合わずにストレスが溜まってしまうという点が挙げられます。
特に嫁姑関係は昔から「上手く行かないのが普通」と言われていますので、核家族で住んでいるよりもストレスを感じることが多いようです。
また、通常の住宅よりも買い手がつきにくいことから、資産価値が低いというデメリットもあります。
二世帯住宅ではお金の問題が発生しやすい
親世帯と子世帯で一緒に生活するとなると、特にお金の問題が発生しやすいです。
住んでからも様々な問題が発生すると思いますが、特に購入時のお金の問題はしっかりと話し合っておかないと、ずっと引きずることになるかもしれません。
二世帯住宅を購入する際も、通常の住宅を購入するのと同じように初期費用がかかりますので、注意してください。
500万円〜1000万円ほど用意しておくと安心
特に問題となるのが、「子世帯がどのくらい頭金を出すのか」という点です。
親世帯との関わり方や関係性、資産状況にもよりますが、トラブルが起こらないくらいに頭金を出しておいた方が安心です。
最低でも一般的な住宅購入の際の頭金と同じくらいの料金を支払っておくと、後から文句を言われることも少ないでしょう。
揉めないためにできるだけ多く用意しておこう
同居となると様々な問題が起こる可能性がありますが、トラブルにならないためにも、できるだけ頭金は多めに用意しておいた方が安心です。
気持ちの問題ではありますが、最低でも500万円以上は支払うようにしましょう。
吉原 健壹
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